節税のしすぎは資金繰り悪化のリスクをともなう

税金は現金の支払いという痛みを伴うコストになります。当然のことながら、それを支払うことに対して抵抗感を示す経営者も多く税理士への相談も多いものです。感情的に税金を支払いたくないという気持ちから節税に走る人も少なくはなく、税金を合法的に減らすのが節税になります。節税には大別して二つの方法があり、従業員に対する決算給与のようにお金を使って節税する方法と国が政策的に税金を安くしてくれる税金控除のようにお金を使わずに節税する方法があります。

節税は1年間、腰を落ち着けて戦略的に取り組むものであり、利益の状況をみて、決算前にドタバタとやるものでは本来ないのです。お金を使って節税する方法は、そのドタバタと取り組むパターンに該当します。しかし、このパターンの節税ばかり行っている会社は、会社にお金がたまることはなく、資金繰りを悪化させているのです。お金を使う節税をするくらいであれば、税金を納めたほうが手元にのこるお金が当然多くなります。

また、会社オーナーと社長が同一である場合、役員給与を増やすなどして節税をはかりつつ、社長の手元にお金を残す方法もありますが、こうしたことは資金繰りが悪くなるきっかけになるということを意識することが大事です。そのため、まずは、お金を使わずにできる節税に取り組むことが大事になります。それでも検討した結果、お金を使う節税策しかのこっていないというようなら、もはや考えられる限りの節税を尽くしたということです。お金を会社にのこし、資金繰りをよくできる経営者というのは、税金を支払うことで、あえてお金を残す道を選ぶことができます。

この差は大きなものです。お金を使わずにできる節税にはさまざまなものがあり、専門的な知識が必要なものもあるため、顧問税理士などとよく相談しながら進めていくことが大切になります。請求代行の決済代行の違いのことならこちら

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