会社経営で一番頭を使うのは資金繰り

資金がショートしてしまわないように、会社の経営者が銀行等を回って融資のお願いをすることを、資金繰りと言います。経営資金に余裕のある会社は少ないですから、基本的にはどこの会社でも資金繰りは行われていると思って間違はないです。銀行にお金を借りる以外にも、自社株を売ったり、不動産や不採算部門の売却を行うことも資金繰りと呼んでいます。とにかく、会社を運営していくに当って必要となるお金を調達する行為のことを資金繰りと言います。

資金を調達する方法は、いくつも考えられます。銀行から担保なしでお金が借りれなくても、不動産を担保にすれば高額な資金の調達が可能となります。不動産担保ローンは借りたお金を何に使ってもいいので、経営資金にしても大丈夫なわけです。担保があるので銀行もすぐにお金を貸してくれますし、その限度額も一億円前後と非常に高いです。

中小企業が不動産担保ローンで資金調達をすることが多いのには、こういったメリットがあるせいです。社長が自宅を担保に経営資金を借りるのは昔から珍しくもありません。売掛金の回収をして資金調達を間に合わせることも資金繰りに含まれます。不動産を使えば資金調達は簡単ですが、いざとなると動産も売却をしてお金を確保します。

在庫がある場合にはそれを処理していくらかのお金に替えます。とにかく資金がショートして倒産扱いになると立て直すことが難しくなるので、事前に資金を確保しておくことが重要になります。